Safari 5.1 for Windowsがリリースされると共に、Firefoxは高速リリースでバージョン6へ。Google ChromeもOperaも順当にバージョンアップを果たしています…と言うことで、パフォーマンスの差を調べてみました。
テスト環境はAcer Aspire Timeline X AS3820T-F52C Intel Core i5 480M(2.66Ghz),メモリ4GB のWindows 7(Home Premium 64bit)です。
SunSpiderベンチマーク
まずはWebkit.orgの謹製、ブラウザベンチの標準といって差し支えのないSunSpider ベンチマークを試してみました。
結果は以下の通り。
テスト環境 | スコア1回目(total) | スコア2回目(total) | スコア3回目(total) |
---|---|---|---|
Safari5.1 | 287.4 | 290.2 | 286.7 |
Safari5.0.5 | 325.8 | 338.6 | 329.7 |
Google Chrome 13 | 246.7 | 243.4 | 253.6 |
Google Chrome 11 | 246.1 | 248.7 | 244.3 |
Firefox 6 | 255.4 | 280.7 | 281.7 |
Firefox 4 | 231.4 | 231.5 | 232.9 |
Opera 11.50 | 238.8 | 239.0 | 2238.4 |
Opera 11.10 | 240.2 | 242.1 | 242.0 |
Internet Explorer 9 | 207.9 | 207.8 | 207.2 |
先回最速を記録したInternet Explorer 9を超えるものはありませんでした。
Safari 5.1はSafari 5.0.5より向上したものの現行バージョンでは最下位に。
V8ベンチマーク
続いてGoogleによるChromeの爆速証明用V8ベンチマークを試してみました。
結果は以下の通り。
テスト環境 | スコア1回目(total) | スコア2回目(total) | スコア3回目(total) |
---|---|---|---|
Safari5.1 | 2880 | 2740 | 2777 |
Safari5.0.5 | 2716 | 2753 | 2767 |
Google Chrome 13 | 9550 | 9629 | 9222 |
Google Chrome 11 | 8913 | 8831 | 8743 |
Firefox 6 | 4498 | 4504 | 4500 |
Firefox 4 | 4262 | 4431 | 4453 |
Opera 11.50 | 3855 | 3912 | 3866 |
Opera 11.10 | 3988 | 3889 | 3903 |
Internet Explorer 9 | 2617 | 2669 | 2665 |
平均値をグラフにしてみました。
他のブラウザもスコア向上は見られますが、相変わらずGoogle Chromeがダブルスコアで圧倒する形に…!
尚、SunSpiderで最速だったIE9は最下位に、Safari 5はIE9を若干上回るスコアにとどまりました。
PeaceKeeper
最後にPC用ベンチマークで有名なfuturemark製ブラウザベンチマークPeacekeeper - The Browser Benchmark from Futuremark Corporation を走らせてみました。
結果は以下の通り(画像をクリックすると拡大します)
Safari 5.1はFirefox及びIE9を上回り、Google Chrome、Operaに次いで3番手に付けました。
総評
本来ならもっと複数のベンチマークで多角的に行うべきなのでしょうか、リソース的に限界が…と言うことで比較的有名なベンチに絞って比較してみました。
Safari for Windows 5.1も数値上はかなりよくなってきた印象…ですが、マルチプロセス化の影響でしょうか、イマイチ安定していない感じがあります。
実在が疑われるWIndows環境下でSafariを利用する人のためにも、Apple社には数値以外の体験部分も含め、さらなる向上を期待したいところです。