"GreaseKit" は加藤和良氏によるFirefoxの拡張機能 "Greasemonkey" と同様の機能を追加するSIMBLプラグインです。
GreaseKit - User Scripting for all WebKit applications
Greasemonkeyは指定のサイトにユーザーがスクリプトを適用することにより、見た目を変えたり、機能を追加したりすることが出来る機能拡張です。
GreaseKitはそのWebkit版と言えます。Safariの他、Mailplane, Diet Pibb, Fluid 等でも使用可能です。
インストール
GreaseKitのサイトよりファイルをダウンロードして、SIMBLのプラグインフォルダに入れた後、Safariを再起動して下さい。もしまだSIMBLをインストールされていないのであればまずはSIMBLをインストールして下さい。
~/Library/Application Support/SIMBL/Plugins
メニューバーに "GreaseKit" と言う項目が出来ればインストール成功です。
使用方法
GreaseKitはそれ単体でなにかできるという拡張ではありません。対応したスクリプトが必要です。
まずはスクリプトを配布しているサイトに行き、スクリプトをインストールします。
スクリプトへのリンクをクリックするとインストールするか確認するダイアログが表示されるので、OKを押すとインストール完了です。
インストールされたスクリプトはGreaseKitメニューから確認出来るほか、スクリプトのオン・オフも選択可能です。また、スクリプトの管理(Manage Script)、アプリケーションの管理(Manage Applications)も同メニューから開きます。
スクリプトの管理(Manage Script)ではスクリプトのオン・オフの他適用するサイト、除外するサイトを指定出来ます。
Include:で適用するサイトを、Excluedで除外するサイトを指定します。
また、この画面でスクリプトのアンインストールの実行も出来ます。
対応スクリプト
GreaseMonkey用のスクリプトはUserscripts.orgにて大量に公開されていますが、必ずしもGreaseKitで使えるわけではありません。
soundscape out にてGreaseKitで使えるスクリプトを紹介していますので、まずはここで紹介されているスクリプトで気になるものを試してみることを推奨します。
GreaseKitで使えるスクリプト - soundscape out
個人的にお薦めなのはoAutoPagerize、LDRize、Minibufferです。Webブラウズが劇的に変るので是非試してみて下さい。
Drift Diary13: SafariでAutopagerize : Webブラウジングが変わる
でも、先日、SafariでもAutopagerizeが動くという情報を見つけて、試してみたら、こりゃびっくり。世界変わりました。Autopagerizeは、特定のサイトにjavascriptを適用して、サイトの構造を変えてしまうというツールですが、例えば、Googleでは、検索結果ページで検索ページの最下部に到達すると、次のページに遷移することなく、次のページの情報が追加されたり、Flickrでも、ページ遷移が不要になります。説明難しいですが、使ってみれば一目瞭然です!
注意事項など
GreaseKitは(もちろんGreaseMonkeyも)非常に強力なツールですが、その分セキュリティリスクがつきまといます。またスクリプトの安全性を担保する仕組みもありません。信頼できるスクリプトだけを使用されることをお薦めします。
Firefox拡張の「Greasemonkey」が人気上昇中--セキュリティリスクも:ニュース - page2 - CNET Japan
Greasemonkeyや他のユーザースクリプト全般に共通する問題は、これらのスクリプトを悪用することも可能である点だ。また、面白そうなスクリプトを探すエンドユーザーが、誤って悪質なコードを使用してしまう可能性もある。
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